マスターRoom
リチャード・マニュエルと
鈴木徹のダンボールクラフト
2010年6月22日
50歳を目前にして、THE BANDの良さがやっと解かってきたような気がする。
THE BANDは1968年のデビューアルバム「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」から、1978年「ラストワルツ」で一旦解散するが、ロビー・ロバートソン抜きで再結成される。
華々しかったラストワルツまでと違い、再結成後は商業的には成功とは言えないだろう、再結成後の3枚目「Jubilation」は日本未発売だったりするわけで。
でも、再結成後が本来のTHE BANDだったのかもしれない。
ウッドストックの小さなライブハウスなどで気楽に楽しくやるスタイルが。
THE BANDには、3人の優秀なボーカリストがいる。
リヴォン・ヘルム、リック・ダンコそしてリチャード・マニュエル。
残念ながらリチャード・マニュエルは1986年に自ら命を絶ち、リック・ダンコは病で1999年に他界している。
残るボーカリストはリヴォン・ヘルムだけだが、喉頭がんを患い、全盛期よりか細い声に変わってしまったが、まだ元気にやっている。よかった。
ここ最近は、リチャード・マニュエルの曲を聴く回数が多い。
なんともいえぬ哀愁が漂い、力強さと弱さが同居する歌声。泣けてくる。
白いレイ・チャールズだと思う。
▼Richard Manuel - You Dont Know Me - Tokyo 1983
さて、話変わって親しくしている西尾の芸術家、鈴木徹氏のダンボールクラフト展が7月に幡豆の吉良町立図書館で開催される。
期間:2010/7/6(火)~7/18(日) 月曜休み
詳しくはこちら鈴木徹オフィシャルサイト
何度か紹介してきたけれど、ウェブ上でも今回はちゃんと写真やら詩の朗読やらいろんな角度から演出を考えて、ダンボールだけではない見せ方を工夫したいと思っているのだけれど、なかなか時間も取れず、アイディアも乏しいため、まずはコマーシャルビデオを先に作りました。
鈴木徹ダンボールクラフト「ゴッホの寝室」
バックの曲は、リチャード・マニュエルの「You Dont Know Me」(1985年Live at Gataway)でお楽しみください。
鈴木徹 ダンボールクラフトVol.1
鈴木徹 ダンボールクラフトVol.2
鈴木徹オフィシャルサイト
参考CD
1968年デビューアルバム「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」
1978年「ラストワルツ」
<再結成後の3枚>
<リチャード・マニュエル>