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カサンドラ・ウィルソンの新譜「silver pony」
2011年2月20日
前略アインシュタインさま
やはり地球の自転と公転の速さは留まることを知らず、
加速度を増しているわけで、
さっき年賀状出したと思ったら、もう2月も終わろうとしているわけで、
2~3日すると、年末になって、また年賀状を書くわけで、
もうこうなったら目も回ってくるわけで、ぶつクサ...ぶつクサ...
カサンドラ・ウィルソンの新譜「silver pony」
ジャケットはポニーに跨った4才のカサンドラ・ウィルソン。裏ジャケットは現在のカサンドラとポニー似の馬。
ブルーノート移籍からの全アルバムには駄作がありません。
そんな中、今回のは特に気に入りました。1995年グラミー賞の「New Moon Daugter」に匹敵するか、それ以上かと思うほど。
選曲、アレンジ、歌、演奏、クイリエイティブなサウンド、どれを取っても世界最高品質だと思います。
少し大きめの音量で聴くと
あぁ、夢かうつつか幻か、夢と現実の狭間で心地が良い。
2010年は、なんといっても3月のボブディラン名古屋Zeppライブの影響で
ボブディランと、ザ・バンドや、その関連でもあるウッドストック系の音楽に傾倒した1年でありました。そんな1年の締めくくりでのこのカサンドラ・ウィルソンのアルバムは、21世紀の現代の音楽のレベルの高さを再認識させてくれたわけでありました。
とくに、長年カサンドラのサウンドを支えているギタリストの「マーヴィン・スーウェル」の功績は大きく、ブルージーでジャジーな、ジャジーでブルージーなギターサウンドは、さらに円熟期に入ったようですばらしい。
2008年名古屋ブルーノートで、ライブが終わった後、ギターをかたずける「マーヴィン・スーウェル」を目の前にしたあの時、勇気を出してサインをもらっとけばよかった…。
ジョン・レジェンドの希望で、コラボが実現し、最後の楽曲をジョン・レジェンドが提供し、一緒に歌っています。
でも、カサンドラと一緒に歌ったのは失敗だったようだ。
あきらかに歌唱力のレベルが違いすぎる。
ジョン・レジェンドは下手ではないはずなのに、とても下手に聴こえてしまう。
これで、いかにカサンドラがすごい歌手であるかを再認識させられました。
少し残念なアルバムの締めとなった。曲はいいけど、これはない方がよかったかも・・・。
▼アルバムの内容はこちら
http://www.hmv.co.jp/news/article/1010280033/
Cassandra Wilson - Love is Blindness
Liveバージョン
Cassandra Wilson - St. James Infirmary
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